漆黒の鏡 記憶のかけら

「名前?」



「ああ、そうですね」



「俺の時も名前だった」



みんなが色のキーワードに理解していく。



「じゃあ゛白゛か」



「白って感じじゃないよね」



碧斗くんはクスクスと笑いながら茶化す。


ある意味、少し失礼な気がするけど。




「しばらくぞ、碧斗」



案の定、嘆きが飛んでくる羽目になるが。





「これで色は分かったとして、゛自身゛は何か分かる事ある?」



「うーーん、なんだろうな」



簡単に出る訳でもなく、頭を抱えるように唸る。



「今までのキーワードからして、多分、心に抱えている事柄だよね?」



紫衣羅くんは封筒のメッセージを見ながら言葉を言う。



「抱えてる・・・・問題。もしかして・・・・・・・・」



紫衣羅くんの言葉に何かを思いついたのか、閃いた表情をする。



「出た?」



「いや、納得しただけだから」



「そっか」






。:°ஐ♡*。:°ஐ♡*。:°ஐ♡*
。:°ஐ♡*。:°ஐ♡*



(うーーん、なんだろう)






゛自分のやっている事が正しいとは思えない。



今のやっている仕事だって好きでやっている訳でもない。



好きで入りたくて入ったわけじゃない。



切羽詰まって、たまたま受かったのがこの会社だけだっただけだ。



俺は何も持っていない。



大事なものも大切なものもすべて。゛


(・・・・・・・・あっ)




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