漆黒の鏡 記憶のかけら

「では、お話ししますね」



「ああ」




「今夜、夜11時に寝てください」




カラクリうさぎはそう言って、ニコッと笑う。




「はっ?」



「寝る?」




カラクリうさぎの合図の言葉に全員がぽかんとなる。



寝るってそれが今回の合図?




「はい、寝てください」



「それだけ?」



「それだけです。とりあえず、言う通りに寝てくれたらいいんですよ。
じゃないと大変な事になりなるます。というか、あなた方にとって不利になるだけなんですけどね」



(不利・・・・?)




「では、指示したので言うとおりにしてくださいね~」



そう言い残して、カラクリうさぎは消えていった。



私達は呆然となったままで・・・・。



「11時に寝るってどういう事?」



紫衣羅くんが首を傾げながら疑問をつぶやく。




「さあ、なんか意味あんだろ?」



「なんか、理不尽すぎるんだよな、色々」



碧斗くんはぼやつくように言う。



「まあ、そうですね。結局、彼女についても教えてくれませんでしたし」



「まあ、大事なもの探すしかないでしょ」



紫衣羅くんは碧斗くんをなだめるように言う。



「まあ、そうだね・・・・」



それでも、まだ納得いっていない感じを見せているけど、とりあえずは理解はしてくれたようだ。





「とりあえず、夜11時日に寝るか」と恣枦華くんが言う。




「そうだね」



「何か、起こりそうな気がしますね」



朱笆さんは何気なく静かに言った。



「確かに・・・・」




朱笆さん言った言葉は、あながち間違っていなかったと思う。



何かが起こる、そんな気がしていたのは、ここにいた誰もがそう感じていたのだった。