すると紫衣羅くんは、一瞬何かを考える素振りを見せては碧斗くんを見る。




「で、それ聞くの?聞いても答えてくれると思わないけど」




「そうだけど、なんか納得いかなくて」



「気持ちはわかるよ、俺だってそうだし」



「でしょ?だったらさー」








【ゴ━━━━━━━━━ン】




「「!?」」



「また鐘の音・・・・」




また突然、鐘の音が鳴り響いた。




「合図か」



合図の音に、私を含め3人共、神妙な顔付きになる。



多分、ヒントを見つけたから合図がなったんだと思う。



「行こう」



紫衣羅くんは、私と碧斗くんにそう言い、お屋敷に向かい出す。




「うん・・・・」



2人の後を私は間を開け付いて行った。






今度は何の言葉を言われるんだろうか。




これは私の感情だけど、


なんだか可からぬ方向に行っている気がしてならなかった。




あのヒントはどういう意味なんだろう。




ここは本当に不可思議すぎる。