その日は、タクマと海に遊びにいっていました。タクマが運転で、後ろに私って感じで、二人乗りしてました。

「ミワ。はい、プレゼント」
タクマの手には小さな箱が握られていて、

「ありがとう!開けてもいい?」
開けてみると、中には指輪が入っていたんです。

「なあミワ。俺ら親友じゃん。でも、これからのことも考えて…、俺と結婚を前提に付き合ってください!」
タクマの告白が嬉しくて、舞い上がりながらオッケーしたのを覚えています。

まさか、それが仇となって帰ってくるなんて知らずに。