途中のサービスエリアで、珍しいことに食堂が営業していたので、そこのラーメンで腹を満たす。
車に乗る前に、補充されることがなくなったらしい自販機から、唯一残っているミネラルウォーターを買った。
そこで今日何度目かの握手に応じて外へ出ると、サツサトさんが誰かと親しげに電話していた。
「うん、大丈夫。思ったより混んでるけどだいぶ近いし日付が変わるまでには着くから……あ、BQさんいるけど喋る?」
そのまま電話を渡される。
画面にはゲーム仲間のハンドルネームがーー“ポッち”と表示されていた。
今日泊めてくれる約束の、関西のフォロワーさんだった。
「こんばんは、BQです」
「おっすー。SNSの写真見てたで。楽しそやったなあ」
「めちゃくちゃ良かったですよ。ステージまんまでした」
「ええやんええやん。あ、その先事故で……まあだいぶ経ってるんやけど片側通れんくて渋滞してるらしいで気を付けてきいや」
「はい。ありがとうございます」
じゃあまた後でなーと元気に挨拶してポッちさんは電話を切った。
「いやあ俺はね、ポッちがBQさんと顔を合わせた時の反応が楽しみで仕方ないんだよ」
「悪い顔してますよサツサトさん」
車に乗り込み、サツサトさんはエンジンをかけた。
サービスエリアを出る前にガソリンスタンドに寄り、給油を済ませ車は再び関西方面へ走り出す。
車に乗る前に、補充されることがなくなったらしい自販機から、唯一残っているミネラルウォーターを買った。
そこで今日何度目かの握手に応じて外へ出ると、サツサトさんが誰かと親しげに電話していた。
「うん、大丈夫。思ったより混んでるけどだいぶ近いし日付が変わるまでには着くから……あ、BQさんいるけど喋る?」
そのまま電話を渡される。
画面にはゲーム仲間のハンドルネームがーー“ポッち”と表示されていた。
今日泊めてくれる約束の、関西のフォロワーさんだった。
「こんばんは、BQです」
「おっすー。SNSの写真見てたで。楽しそやったなあ」
「めちゃくちゃ良かったですよ。ステージまんまでした」
「ええやんええやん。あ、その先事故で……まあだいぶ経ってるんやけど片側通れんくて渋滞してるらしいで気を付けてきいや」
「はい。ありがとうございます」
じゃあまた後でなーと元気に挨拶してポッちさんは電話を切った。
「いやあ俺はね、ポッちがBQさんと顔を合わせた時の反応が楽しみで仕方ないんだよ」
「悪い顔してますよサツサトさん」
車に乗り込み、サツサトさんはエンジンをかけた。
サービスエリアを出る前にガソリンスタンドに寄り、給油を済ませ車は再び関西方面へ走り出す。

