総長さま、溺愛中につき。④〜最強男子の愛は永遠に〜

ぐっとこらえて、初めてありのままの姿でふたりの前に立つ。

反応が怖くて目を逸らしてしまいたかったけれど、私はじっと、ふたりを見つめ続けた。

舜先輩と滝先輩の表情が、少しずつ変わっていく。

驚いた表情から……嬉しそうな表情へと変わった。



「騙されたなんて思うもんか」



掠れた声で、そう言った舜先輩。

滝先輩も、ふっと笑みを浮かべて、これでもかというくらい嬉しそうに頬を緩めた。



「自分から、話してくれてありがとう由姫」



優しく頭を撫でられて、今度こそ我慢できなかった涙が溢れる。

どうして……どうして、少しも私のことを、責めないんだろう……。

ありがとうなんて、言ってもらえる立場じゃ、ないのにっ……。

ふたりの優しさに、胸が苦しくて、息が詰まる。