思わず呼び止めてしまった私の声に、舜先輩と滝先輩が同時に振り返る。
「ん?どうした?」
舜先輩の優しい声色に……私は、全てを察した。
「……っ」
気づいていないんじゃない。
この人たちはきっと——聞かないでくれているんだ。
私が、言わないから。
『由姫がいつか、自分から話したいと思ってくれた時に話してくれればいい』
ふたりの優しさに、胸が酷く痛んだ。
あくまで私の秘密に気づかないふりをしてくれていることに……私から話すのを待ってくれているふたりに、これ以上黙っていることはできなかった。
少し離れた場所にいた蓮さんのほうを見ると、こくりと頷いてくれた。
まるで、「お前が決めたことなら構わない」と背中を押してくれているみたいで、ごくりと息を飲む。
「ん?どうした?」
舜先輩の優しい声色に……私は、全てを察した。
「……っ」
気づいていないんじゃない。
この人たちはきっと——聞かないでくれているんだ。
私が、言わないから。
『由姫がいつか、自分から話したいと思ってくれた時に話してくれればいい』
ふたりの優しさに、胸が酷く痛んだ。
あくまで私の秘密に気づかないふりをしてくれていることに……私から話すのを待ってくれているふたりに、これ以上黙っていることはできなかった。
少し離れた場所にいた蓮さんのほうを見ると、こくりと頷いてくれた。
まるで、「お前が決めたことなら構わない」と背中を押してくれているみたいで、ごくりと息を飲む。

