総長さま、溺愛中につき。④〜最強男子の愛は永遠に〜

先生の帰りの号令に、頭を下げる。

ぞろぞろと帰っていくクラスメイトたちの中で、ひとりどうしようかとそわそわする。



『由姫、明日からは極力ひとりになるな。放課後は授業が終わったら俺が迎えに行くから、絶対にひとりで教室を出るな』



蓮さん、ああ言ってたけど……どうすればいいんだろう。

教室から出て待っていたほうが、いい気が……。

そう思った時、廊下のほうが異様な空気になっていることに気づいた。

放課後なのに、しん……と静まっていることに、違和感を感じて廊下のほうを見る。

あっ……!

奥のほうから歩いてくる蓮さんの姿を見つけ、立ち上がる。



「……なんでまた、西園寺がここにいんだよ……」

「ちっ……うざ」