総長さま、溺愛中につき。④〜最強男子の愛は永遠に〜

その日はどこにいても、サラの名前を耳にした。



「なあ、サラがいたって知ってるか?」



移動教室のすれ違い様や……。



「昨日サラが、うちの制服着て走ってたらしいぜ」

「見間違いだろ?」

「いや、あんな絶世の美人、見間違えるわけねーだろ!」



食堂で近くの席で食べていた男の子たち……。

“サラ”という単語が聞こえるたび、ビクッと肩が震えた。

なんだか、指名手配されてる気分だっ……。

教室でもサラの話をしている生徒がいて、気の休まる暇がなかった。





放課後を知らせるチャイムに、少しだけほっとする。

やっと帰れる……。って、まだ生徒会が残っているけど……。

舜先輩と滝先輩に会うの……少し怖いな……。



「起立、礼」