にっこりと微笑んだ海くんは……。
「俺、本気で探してるんだ」
私をじっと見つめながら、そう言ってきた。
その瞳に、ドキッとしてしまう。かっこいいとかそういう意味じゃなく……獲物に捉えられそうな小動物の気分になった。
か、海くんには、今まで以上に注意しなきゃっ……。
敵は身内にあり……って、敵じゃないけどっ……。
本当は、2ーSのみんなに頑なに隠す理由はない。
でも……弥生くんと華生くんには、秘密を共有させるのが申し訳ないし……海くんは……。
単純に、ちょっと怖いっ……。
優しくて頼りになる海くんの何が怖いのかはわからないけれど、サラの話になった途端、目の色が変わる海くんに少しおびえていた。
「由姫も何かわかったら、教えてね」
*次回の更新は6月12日(金)13:00〜*
「俺、本気で探してるんだ」
私をじっと見つめながら、そう言ってきた。
その瞳に、ドキッとしてしまう。かっこいいとかそういう意味じゃなく……獲物に捉えられそうな小動物の気分になった。
か、海くんには、今まで以上に注意しなきゃっ……。
敵は身内にあり……って、敵じゃないけどっ……。
本当は、2ーSのみんなに頑なに隠す理由はない。
でも……弥生くんと華生くんには、秘密を共有させるのが申し訳ないし……海くんは……。
単純に、ちょっと怖いっ……。
優しくて頼りになる海くんの何が怖いのかはわからないけれど、サラの話になった途端、目の色が変わる海くんに少しおびえていた。
「由姫も何かわかったら、教えてね」
*次回の更新は6月12日(金)13:00〜*

