総長さま、溺愛中につき。④〜最強男子の愛は永遠に〜

「ちょっとごめんね……!」



俺にそう言って、スマホを耳に当てた由姫。



「も、もしもし、蓮さん?」



……西園寺?

なんだ、これ……。心臓がざわざわして……落ち着かない。

まるで俺の知らない由姫を目の当たりにしているみたいで、それは恐怖にも似た感情だった。



「あっ……ご、ごめんなさい、もう学校に着きました……!教室にもついて……はい、はい」



……俺と話す時と、雰囲気が違う。

なんていうか……心を許しきっている気がした。



「……ふふっ、ありがとうございます」



嬉しそうに微笑みながら、そう言った由姫の姿にごくりと息を飲む。

嫌な予感が、止まらなかった。



「なんの用だったんだ?」



電話を切った由姫にそう聞く。