ひとまず生徒会に戻った蓮さんが夜に連絡をくれると言ってくれたので、ご飯を済ませお風呂に入り、勉強をしながら連絡を待っていた。

夜の8時ごろ、ピンポーンと家のインターホンが鳴り響く。

あっ……きっと、蓮さんだっ……。

そう思いインターホンに出ると、そこに映っていたのはやっぱり蓮さんだった。



「ちょっと待ってくださいね!」



すぐに玄関へ行き、扉を開ける。



「由姫、悪いな遅くに」

「いえ……!どうぞ、入ってください」

「いや、ここでいい」



蓮さんは玄関で話すつもりなのか、そっと扉を閉め私を見た。



「今生徒会が終わって帰ってきたところだ。舜と滝についてだが……」



ふたりの名前を口にした蓮さんが、眉をひそめる。