総長さま、溺愛中につき。④〜最強男子の愛は永遠に〜

まあ、ある意味秋人が一番、暴走族らしいというか……”不良”らしいけど。察するに、春季や夏目の変化が気に入らないんだろう。

俺が何か言っても逆効果だろうし、今はそっとしておいたほうがいいな……。



「それじゃあ、今日はもう解散するか?」

「そうだな……あー、腹減った」



俺は返って今日決めたことを打ち込んで、明日通達できるようにまとめよう。

そう思い、ノートパソコンを閉じた時だった。


——バタン!!!


教室の扉が開く大きな音が響いたのは。

何事かと思い扉のほうに視線を向けると、入ってきたのは夏目らしく、視界に映った。

……ん?

夏目の様子がおかしいことに、すぐに気づいた。