総長さま、溺愛中につき。④〜最強男子の愛は永遠に〜

いったいどうしてそこまで買ってくれているのかはわからないけど、一筋縄では絶対にいかないほど滝は強い。

それこそ、特攻隊長にはうってつけの人物。滝以上の適任はいないだろう。



「じゃあやりあってみろよ」



口角を上げ、意味深に笑う春季に苦笑いを返す。



「嫌だよ。別に争う理由もないのに」



nobleとのむやみな争いはごめんだよ。



「喧嘩に理由なんかいるか」

「はぁ……相変わらず野蛮なところは健在だね」



春季は根本的に、喧嘩が好きだからな……。

勝手に宣戦布告でもしないように、見張っておかないと。

nobleとやりあうなんて、今はありえないだろう。

No. 1争いを、ふっかけない限りは。



「明日弥生と華生にも伝えないとな」