総長さま、溺愛中につき。④〜最強男子の愛は永遠に〜




「ありがとうございます……」



そんな言葉しか返せない私を、許してほしい……。

いつかきっと……同じ言葉を、返すから——。



「俺は一旦生徒会室に戻る。多分そろそろ舜たちも戻ってくるだろうしな……俺がいなかったら不自然に思われるだろ」



蓮さんの言葉に、ハッとした。

そ、そっかっ……。



「舜たちには……今は適当に言い訳しておく。まあ……南もどうにか動いてんだろ」

「え……?」




さらりと言われた言葉の中に、違和感を見つけた。

南もって……ど、どういうこと……?

目を見開いた私を見て、蓮さんはにやりと口角を上げた。



「南も知ってるんだろ?」



……っ。



「ど、どうして、それをっ……」