総長さま、溺愛中につき。④〜最強男子の愛は永遠に〜



「俺でーす」



耳元で聞こえたのは、どこか懐かしい声。

秋、ちゃん……?

私の知っている秋ちゃんの声とは違うけど……多分、秋ちゃんのもので間違いない。

すぐに顎を殴って阻止しようと思ったけど、思うように体が動かなかった。

仲間だった頃の秋ちゃんがフラッシュバックして、殴れなかったんだ。

腕で首を固定されているため、動けない。視線だけを向けると、やっぱりそこにいたのは秋ちゃんだった。



「いらっしゃい、お姫様」



私を見て、にやりと嫌な笑みを浮かべた秋ちゃん。

私のよく知る秋ちゃんは、絶対にしないような顔。



「由姫……!!」



南くんも、戦いながらひどく心配そうにこっちを見ている。



「おい、由姫を離せ……!!」



滝先輩の声も、辺りに響いた。



*次回の更新は7月20日(月)13:00〜*