「みんな……!!」
開口一番叫んだ声が、館内に響く。
……あれ?
私が想像していたものとは違う光景が広がっていて、少し肩透かしを食らったような気分になる。
なんだ……全然、人質に取られているような感じではないっ……。
確かに、多勢に無勢ではあるけど……私の視界には、nobleの3人がfatalの人たちを倒している光景が広がっていた。
体育館内にいる人が、驚いた表情で私を見ている。
もちろん、舜先輩、滝先輩、南くんの姿も。
「どうして来たんだ、由姫……!?」
舜先輩が、私を見て焦った様子でそう言って来た。
えっと……。
「舜さんのスマホから、電話が……」

