総長さま、溺愛中につき。④〜最強男子の愛は永遠に〜

嵌められたのは気に入らねーが、心配するようなことはない。

俺さえいなけりゃ勝てるとでも思ってるのかもしれないが、俺がいなくともnobleは強い。

fatalの奴らが全員でかかったとしても……負けるようなことはないだろ。



「わかった、行く……」



天王寺が、それだけ言って電話を切った。

行くって、こいつうごけーねーだろ。

俺は担いでやるつもりも理由もねーから、再び背を向けて歩き出す。

第3体育館って言ってたな……とりあえず、向かうだけ向かうか。



「待て、西園寺……」

「……あ?」

「いそ、げ……」



急げだと……?



「あいつ、由姫に目つけてる……」



その言葉に、俺はようやく奴らの本当の狙いに気づいた。