しかも、由姫が自分から話したという事実に、ショックを受けた。

nobleの奴らのこと……信頼、してるんだな……。

俺たちとは、大違い……。

このままじゃ……。


——nobleに、由姫が奪られてしまう。


俺の、由姫が……っ。

自業自得だと、割り切ることはできない。

俺の中で……何を奪われても、由姫だけは譲れないから。











「サラは——俺たちのもんだ」



秋人の言葉に、舌を鳴らす。

何が“俺たち”のもん、だ。



「妄言も大概にしろよ」



由姫は……俺だけの、宝物。



「でも……」



夏目と冬夜と秋人。3人が、じっと俺の次の言葉を待っている。

俺は、ゆっくりと口を開いた。



「——No.1は、奪い返す」