総長さま、溺愛中につき。④〜最強男子の愛は永遠に〜

万が一、人が来て見られたら困るから。

足音が聞こえて、びくりと肩が跳ねる。

だ、誰……?警戒し、慌てて身を潜めた。



「由姫……!」



あっ……。足音の主が蓮さんだとわかり、一気に肩の力が抜けた。

蓮さんは、私のカバンも持って来てくれていて、すぐに駆け寄って来てくれる。



「大丈夫か……?ここに来るまで、誰かに見られなかったか?」



心配そうに聞いてくる蓮さんに、こくこくと首を縦に振った。



「は、はい、なんとか……」



多分、見られてはいないはずっ……。人影はあったけど、がっつりとは目撃されていないだろう。

私の言葉にほっと息を吐いた蓮さんは、手に持っていた黒い服を広げた。



「これ、制服の上からでいいからパーカー着て」