総長さま、溺愛中につき。④〜最強男子の愛は永遠に〜

ごくりと、喉元が波を打ったのがわかる。

私は海くんから目をそらさず、じっと見つめ続けた。



「そのサラって人のことが知りたいから、私と仲良くしてくれてるの?」


私はサラとか、そんなこと関係なく……白咲由姫として、仲良くなりたかったよ。

海くんにバレたくないのはきっと……そういう理由もあったんだと思う。

海くんの中のサラを、私は知らない。

きっと幻想と、噂に様々な尾ひれがついた本当の私の姿ではないから。



「それ、は……」



海くんが、言いにくそうに下唇を噛んだ。

あれ……?

誰かの足音が、辺りに響く。

こちらへ近づいてきているのか、段々と大きくなっていく足音。私は、その足音のするほうへと視線を移した。



「由姫……!」