総長さま、溺愛中につき。④〜最強男子の愛は永遠に〜



「サラの姿を、舜先輩と滝先輩に見られてしまって……」

《……っ、え?》



珍しく動揺した声を出した蓮さんに、話を続ける。



「それで、あの、変装道具が全部なくなっちゃって、寮に戻るにも戻れなくて、その……」

《今どこだ?》



蓮さんは私の言いたいことを察してくれたのか、そう聞いてくれた。



「第3体育館のところです……」

《わかった。すぐに行く。なんかあったらいけねーから、電話繋いどくぞ》



ほっと、胸を撫で下ろす。よかった……。

蓮さんに、また助けられちゃったな……。

あんまり人に頼むのは苦手なのに、本当に蓮さんにはなぜか……自然と助けを求めてしまう。

蓮さんが来るまでの間、注意して周りを見ていた。