総長さま、溺愛中につき。④〜最強男子の愛は永遠に〜



「もう見えてるので大丈夫ですよ!」



私が強くそう言うと、蓮さんが少し不満そうにしながら、口を開いた。



「わかった……それじゃあ、教室に入るのを確認してから行く」



過保護な蓮さんに、頬が緩んでしまう。

ふふっ、心配性だなぁ……って、私が心配をかけているのが悪いんだけどっ……。



「それじゃあ、また放課後」

「ああ。なんかあったら連絡しろよ」



蓮さんに手を振って、教室へ向かう。

教室に入ってから蓮さんのほうを見ると、まだ私のほうを見ていた。

笑顔でもう一度手を振ると、同じものを返してくれた後、階段を上がっていった蓮さん。

私も、自分の席へと向かった。

あ……今日は拓ちゃんだけだ。



「由姫、おはよ」



私に気づいた拓ちゃんが、いつも通りの笑顔を向けてくれる。




*次回の更新は6月19日(金)13:00〜*