さっそく発見~。それにしても、派手にやったねこいつ……。

 まわりには、nobleの特攻隊の奴らが倒れている。

 ちょっと派遣した人数が少なすぎたかな……。まあいいや。あとは僕がするし。

 そう思った時、違和感を覚えた。

 遠くからではわからなかったけど、天王寺の奴が誰かと通話をしている様子。

 しかも、その表情が異様だった。



「会って、くれるの……?」



 ……こいつ、本当に天王寺?

 そう思うくらいなよなよした声に、いったい何に動揺しているんだと思うほど落ちつきがない。

 ……と思ったら、今度は目を輝かせ狂喜し始めた。



「わ、わかった……! 明日の朝行く。絶対だよ……!」



 えー、何あれ、怖~。