わ……留守番電話まで入ってる……。
こんなに連絡をくれていたなんて……昨日寝てないのかな……?
意を決して、メッセージを開いた。
短いメッセージがいくつも並んでいて、上のものから視線を走らせていく。
《お願い、もう一回だけ話そう?》
《電話に出て、お願い》
《俺の話聞いてほしい》
《サラが嫌なとこ全部直す》
《なんでもするからもう一度チャンスが欲しい》
《サラ》
《お願い》
《俺、サラがいないと生きていけない》
……春ちゃん……。
留守番電話も確認すると、悲痛な声で何度もメッセージと同じことを繰り返していた。

