「わっ……!」
画面の上に通知が表示され、その量に目を見開く。
春ちゃんから、着信204件、新着メッセージ185件って……。
「由姫?どうした?」
驚いて言葉を失った私を見て、拓ちゃんが心配そうに顔を覗き込んでくる。
慌てて平静を装って、笑顔を浮かべた。
「あ……ううん、何も!」
すごい件数……内容を見るのが、ちょっと怖い……。
「あ、あの、お手洗いに行ってくる……!」
一旦教室から出ようと、そう言って駆け出した。
非常階段のところなら人がいないだろうと、急いで移動する。
その場にしゃがみ込み、春ちゃんからの通知を再度確認。

