西園寺蓮。もしお前がサラに関わっているのだとしたら……。


 ――No.1だがなんだろうが、ぶっ殺す。


 俺は意を決して、インターホンを押した。

 出てきたのは、不機嫌そうに眉間シワを寄せた西園寺。




「……なんの用だ?」



 偉そうな態度に腹が立ったが、もしサラが聞いていたら困る。



「……昨日の夜はどこに?」



 俺はできるだけ高い声、優しい物言いで聞いた。まあ、西園寺相手だから限度があるが。



「ここにいた。fatalの頭が俺になんの用だ?」

「……家には誰かいる?」

「……いねーよ。つーかお前なんだその話し方。気持ち悪りぃ」



 ああくそ、そんなの俺だってわかってるに決まってんだろ。