総長さま、溺愛中につき。③〜暴走レベルの危険な独占欲〜

 そんななっちゃんを重症にする相手って……。



「まあ、もし3ーS内で何かあったなら、真相は表に出ないだろうな」



 海くんはそう言うと、もぐもぐと口を動かしながら視線を斜め上に向けた。



「どうして?」

「んー、舜さんあたりが揉み消すだろうから」



 けろっと笑う海くんに、なんだか納得してしまう。

 舜先輩ならできそう……。



「そ、そうなんだ……」

「まあ、よくあることだから気にしないでいいよ」

「そうそう、あの人、調子乗ってるからざまーみろって感じ」




 ふたりの言葉に、苦笑いを返す。

 ふたりとも、なっちゃんのことはやっぱり苦手なのかな……。

 それにしても……血まみれって……。


 ……ん? 血まみれ……?


 私は、今朝寮で見た光景を思い出した。

 そういえば、蓮さん……返り血がついてた……。