う……なんだか、蓮さんが甘すぎる……。

優しいのはいつものことだけど、告白されたから、どうしても意識せずにはいられなかった。






「蓮が一番乗りなんて、嵐でも来るんじゃないか?」

「……」

「無視をするな……」



舜先輩の声が聞こえていないかのようにスルーして、給湯室のほうへ歩いて行った蓮さん。

わ、私も、仕事をしよう……!

そう思って、自分の席に着く。



「そういえば由姫、昨日はすまなかったな。いつの間にか寝てしまって」



昨日のことを謝ってきた滝先輩に、微笑みを返す。



「ふふっ、いえ。昨日はありがとうございました」



とっても楽しかったから、皆さんにお礼を言う。