総長さま、溺愛中につき。③〜暴走レベルの危険な独占欲〜

 どうして知っているのかわからないが、定期的に生徒会に来る楠木と俺たちのやり取りを見ていたのかもしれない。

 由姫はどこまでも抜かりがないやつだな……と・感心せざるを得ない。



「生徒会が信用ならないのでしたら、生徒会が請け負っている仕事を全て先生方にお返ししても、こちらは問題ありませんが」

「……ぐっ……」



 由姫の言葉に、楠木だけでなく他の教師も顔色を変えた。

 まあそうだろうな……どれだけ俺たちが貢献してやっているか、わからないほどバカではないだろう。

 曲がりなりにも西園寺学園の教師なんだからな。



「……先生方、東舜さんの処分についてまだ話し合いを続けますか?私としては……貢献している生徒を処分しようとする先生の今後について、話し合ったほうが良いかと思いますが……」



 楠木はもう何も言えなくなったのか、悔しそうに視線を下げた。



*次回の更新5月14日(木)13:00〜*