またよくわからないことを言った舜先輩に、もう気にしないことにした。
生徒会室に着くと、すでに蓮さんが中にいた。
昨日ぶりの蓮さんに、会った瞬間どきっとしてしまう。
昨日、告白されて逃げるように帰ってしまったから……正直、少し気まずい。
蓮さんも、怒ってないかな……?
そう心配したけど、杞憂に終わった。
「由姫、お疲れ」
私を見るなり、いつもの優しい笑みを浮かべて歩み寄って来てくれた蓮さん。
その笑顔に、またどきっと胸が高鳴ってしまう。
「お、お疲れ様です、蓮さん……」
「昨日はよく眠れたか?」
「は、はい」
「そうか」
「よかった」と言って、頭を撫でてくれる。