総長さま、溺愛中につき。③〜暴走レベルの危険な独占欲〜

 頭を抱えてしまいたくなった時、職員室の扉がノックされた。

 コン、コン、コン。



「失礼します」



 中に入ってきたのは、由姫の姿だった。

 生徒会室に戻っていろと言ったのに、どうして来たのか。

 巻き添えにはさせたくなかったため、俺は目線で「帰れ」と訴えた。



「キミ、関係者以外は立ち入り禁止ですよ」



 楠木がすかさず由姫にそう言ったが、由姫は聞こえていないかのように、ホワイトボードの前に立つ。



「さきほどの件について、一目撃者として参加させてください」



 そう言い放った由姫を見て、何か考えがあるのかと目を細めた。



「この動画を見ていただけませんか?」



 動画……?

 由姫は部屋の電気を落とし、プロジェクターにスマホをつなげた。

 映し出された映像に、全員の視線が集まる。