総長さま、溺愛中につき。③〜暴走レベルの危険な独占欲〜

 教師たちも、校内に暴走族が存在することは知っているようだが……さすがに俺が副総長であることは知らない。

 それに、俺は一応信頼も積み上げてきたつもりだから、そんな俺が暴力事件なんて、想像はできないのだろう。



「なんですって?東さんが……?」

「東さんに限って、そんなことをするとは思えませんが……」

「証拠の写真ならここにありますよ」



 楠木は、さっき撮った写真を教師たちに見せた。

 撮り方も陰湿だなこいつは……ある意味写真の才能があるんじゃないか。

 そう思うほど、俺が暴力を振るい倒したような撮り方だった。

 教師たちも、楠木が提示した証拠に動揺している。



「職員会議の前に……彼の処分について話し合うべきでは?」



 さて……どうやって潔白を証明しよう。

 ただでさえ疲れているというのに……また面倒ごとが増えてしまった。