総長さま、溺愛中につき。③〜暴走レベルの危険な独占欲〜

 というか、よく見ればわかるだろ。こいつらは怪しすぎるマスクを被っていて、俺が相討ちにあったことは一目瞭然だ。



「……この状況を見て、そのセリフを信じろと?」



 こいつ……。

 にやりと口角を上げたそいつは、持っていた端末で写真を撮った。俺を真ん中に、生徒たちが倒れている光景を収めやがった。

 はぁ……面倒なことになりそうだ。

 こいつは、生徒会を嫌っている。こいつだけではなく、一部生徒会を目の敵にしている教師がいるが……その中でも特に毛嫌いしているのが楠木だ。

 こっちからすれば、教師どもの仕事を手伝ってやっているだけだというのに、生徒が教師に口出しをするなと言った了見らしい。




「舜先輩……」



 由姫が、心配そうに俺のほうを見た。



「話を聞かせてもらおうか?どうせ職員室に向かうところだったんだろう?一緒に行こうじゃないか」