チャットを見ていなかったから、慌てて新着メッセージを確認する。

 南くんからのメッセージを見つけて、急いで開いた。



《由姫~!僕今自分の家にいるんだけど、家の手伝いで数日帰れそうにないんだ……!何か困ったことがあればいつでも電話してね!》



 わっ……返事しとかないきゃ。

 それにしても、お家の手伝いってなんだろう……?南くんのご実家……なんだか凄そうだけどっ……。



「主力のふたりが欠席だからな……由姫に手伝ってもらうことも増えると思うが、無理はしないでくれ」



 舜先輩の言葉に、深く頷いた。



「はい」



 蓮さんがいないのは、私のせいだから……弱音なんて吐いていられない。