だ、だって、あんなに素敵な人が……私みたいな人間を好きになることなんて、ある? っというか、舜先輩は知っていたの……!? 「あ、由姫~!!」 返事に困っていると、舜先輩が来た道から南くんが現れた。 後ろから、滝先輩もついて来ている。 「友人たちか?」 「はい」 滝先輩の言葉に、笑顔で頷いた。 「おい!」 突然、舜先輩たちを見ながら声を上げた弥生くん。 先輩隊を見る視線は鋭く、睨みつけていた。