総長さま、溺愛中につき。③〜暴走レベルの危険な独占欲〜



だ、だって、あんなに素敵な人が……私みたいな人間を好きになることなんて、ある?

っというか、舜先輩は知っていたの……!?



「あ、由姫~!!」



返事に困っていると、舜先輩が来た道から南くんが現れた。

後ろから、滝先輩もついて来ている。



「友人たちか?」

「はい」



滝先輩の言葉に、笑顔で頷いた。



「おい!」



突然、舜先輩たちを見ながら声を上げた弥生くん。

先輩隊を見る視線は鋭く、睨みつけていた。