出てきたのは、メガネの地味女だった。
こいつ、なんで生徒会室に……。
俺を見るなり、驚いている地味女。
「どうしてお前がここにいる?」
「えっと……」
返事に困った様子で、視線を泳がせる女に昨日の冬夜の言葉を思い出した。
「……そういえば西園寺の女だったか……」
気に入ってるとかなんとか言ってたな。
「ち、違います……!」
……違うのか?
慌てた様子で否定した女。まあ、どうでもいいけど、
「nobleの奴らは?」
「今、みんな出払っていて……」
「すぐ戻ってくるのか?」
「は、はい……」
「じゃあ中で待つ」
「えっ……!?」
風紀の教室から相当歩いたし、また来んのは面倒だ。

