俺だけじゃなく、夏目や秋人も察したんだろう。



「……は? 何言ってんの冬夜」



 さっきまでだらしない顔をしていた秋人が、真顔になった。

 夏目も、相当苛立っているのか眉間にシワを寄せている。



「nobleの奴らのこと……たぶん、相当引っかき回しただろ」



 冬夜の言葉はもっともだし、昨日はけが人も相当出た。

 見境なく片っ端から潰したから、ケガの具合もわからないほど。

 しかも、南が来ていたから、たぶんもう最終手段を取るところまできていたに違いない。

 noble……生徒会にとって俺は、害悪以外の何物でもないだろうな。