夕方になり、夏目と秋人が入ってくる。
別に授業を受けてたとかそういうわけではなさそうで、遊び帰りって感じに見えた。
「あれ? 春季がいるとか珍し……」
「しかも冬夜と話してるし、何、仲良しごっこかよ?」
夏目が、バカにしたように笑った。
……まあ、こいつに何を言われようが腹も立たねーけど。
「春季、nobleの特攻隊を全滅させたらしいじゃん。派手にやったな~」
昨日の話をどこから聞き入れたのか、秋人がにやけ面で言ってきた。
「けっ、俺だってあんな雑魚集団、余裕で潰せるし」
「夏目はすぐに張り合おうとするなよ」
……。
正直、昨日のことは思い出したくない。

