総長さま、溺愛中につき。③〜暴走レベルの危険な独占欲〜




 ……おかしい。

 だって私は……昔、滝先輩とそんな話をした記憶もなければ、滝先輩のことも憶えていなかったんだから。



「その人と、話したことがあるんですか?」



 私の質問に、滝先輩はふっと、思い出すように笑った。