総長さま、溺愛中につき。③〜暴走レベルの危険な独占欲〜





「ここは私に奢らせてください!」

「しかし……」

「私の罪悪感を晴らすためと思って……」

「わ、わかった」



 懇願した私に、滝先輩は苦笑いした。



「滝先輩はどれ食べますか?」



 サンプルを見ながらそう聞くと、滝先輩は悩むように顎に手を当てた。



「んー……」



 真剣に悩んでる……やっぱり、滝先輩は甘いものが相当好きみたいだっ……。



「この、チョコとフルーツと生クリームのものにしようか……」

「それ、美味しそうですよね……!」



 滝先輩のチョイスに賛同しながら、私は自分の分と滝先輩の分のクレープを注文した。