総長さま、溺愛中につき。③〜暴走レベルの危険な独占欲〜




「うんっ」



 ありがとう、南くん。

 私の返事を聞いた南くんは、いつもの笑顔に戻った。



「そーれと、ここからが本題です!」



 え? ここから?

 い、今までのは本題じゃなかったの……!?

 いったいなんだろうと、南くんの次の言葉を待つ。



「昨日、蓮くんの家にお泊まりしたの?」



 あっ……そ、そのことか。

 そういえばさっき生徒会でも、南くん食いついてたなぁ。



「う、うん」



 変に嘘をつくのもどうかと思い、首を縦に振った。



「どうして……!?」



 私の返事に目を大きく見開き、ショックを受けている様子の南くん。