総長さま、溺愛中につき。②〜クールな総長の甘い告白〜



「おい春季、今日も女遊びかよ」

「いつもいつも遅刻って、困るな~」

「……うるせー」



もう私をいないものとして、会話をしているなっちゃんと秋ちゃんと春ちゃん。

女遊び……。



「ほんっとサイテーやろーだよお前。サラにチクるぞ」



なっちゃんが言った”サラ”のふた文字に、びくりと肩が跳ねた。



「……殺すぞ」



室内に響く、春ちゃんの低い声。

その場に自分がいるのに、自分の話をされてるなんて、不思議だな。

みんな……私のことを、忘れたわけではないのかな。

こんな状況なのにちょっとだけ安心したなんて、変なの。



「あ?殺してみろや」

「まあまあ、夏目だって大概女癖悪いだろ」

「お前もな」



楽しそうに話しているなっちゃんと秋ちゃんの声を、ただぼうっと聞くことしかできない。