南くんのほうを見れなくて、視線を下げる。 すると、突然手を掴まれた。 「み、南くん?」 ど、どうしたのっ……? 私の手を引き、南くんは寮の裏庭のような場所に進んでいく。 人影が全くない場所まで歩いてきて、南くんはぴたりと立ち止まった。 「ねえサラ、メガネとっていい?」 えっ……。 突然のことに驚いて、首をかしげる。 い、今、そんな話の流れだったっ……? 「大丈夫。ここは誰もいないよ。薄暗いし、遠くからは見えないから」 「あ……う、うん」 言われるがまま、メガネを外した。