「nobleの人たちって、優しいよね……」
今日、改めて思った。
舜先輩や滝先輩、蓮先輩はもちろん……生徒会にいる人も、普通に接してくれるし、挨拶してくれる。
教室ではあまりいい目を向けられないから、不思議だった。
嬉しいしありがたいけど、それ以上に……申し訳ない気持ちがあった。
「nobleのみんなが優しい?そうかな?」
「うん。だから……騙しているみたいで、心が痛い……」
私がfatal側の人間だってバレたら……みんな、どう思うんだろう。
隠して仲よくさせてもらっているなんて……騙しているも同然だ。
「そんなの気にする必要ないのに!」
南くんが、優しい言葉をかけてくれる。
それさえも、なんだか今は申し訳なく感じた。
「でも……舜先輩がサラを探しているって聞いたの。それを知ってて隠しているのが、すごく……」
騙している気がして……。

