まだ他の役員さんが周りにいるのにっ……!
目線で訴えると、南くんもごめんと言っているように見える。
わ、私も生徒会に入ったからには、今まで以上にバレないように気をつけないとっ……。
「もう用事も終わったから、帰ろうかな」
「じゃあ、一緒に帰ろうっ」
南くんの言葉に頷いて、一緒に生徒会室を出た。
「そういえば、手続きのミスで生徒会寮に入った女子生徒って……由姫だよね?」
あ、そっか……南くんは私のこと、知ってるんだ。
『もうひとり、南という役員にも伝えてある。知っているのは由姫含めて5人だ』
舜先輩の言葉を思い出して、納得した。
てことは、隠す必要もないし、寮まで一緒に帰れる。
ふたりで並んで歩いていると、視線を感じた。
「きゃー!!あれ、南先輩じゃない!?」
「いつ見てもかわいいっ……!」
やっぱり、南くんも人気なんだっ……。

