総長さま、溺愛中につき。②〜クールな総長の甘い告白〜




笑顔で「はいっ」と返事をし、ココアをひとくち飲む。

口内に広がる甘さに、ほっと一息ついた。

ここに来た本来の目的とは違う形になったけど、なんとかやっていけそう。

南くんも、約束は守ってくれるだろうし。

プルルルと、生徒会室にあった電話が鳴った。

滝先輩が出て対応する。電話を終えた滝先輩が、疲れた表情でため息を吐いた。



「東、呼び出しだ」

「……またか。悪い、俺と滝は出る。今日は仕事は溜まっていないから、好きな時に帰ってくれて構わない」



わっ、大変そう……。

慌ただしく出て行くふたりに、「お疲れ様です」と労りの言葉をかけた。



「ああ、またな」



ふたりが生徒会室から出て行き、扉が閉まる音が響く。



「さ……じゃなくて、由姫もう帰る?」



い、今サラって言いかけたっ……!