雰囲気が最悪って……。
ふたりがこんなにげっそりしているってことは、相当だったんだろう。
fatalも、大変なんだなぁ……。
少し他人事のように、そんなことを思った。
きっと私の中で、もう自分は“fatalの部外者”と認識していたんだと思う。
そのことに対してもう悲しさはなくて、自分が前を向けていることになんだかほっとした。
「お疲れ様ふたりとも」
机にうつ伏せている弥生くんと華生くんの頭を、よしよしと撫でた。
すると、ふたりは嬉しそうに頰を緩めている。
「「はぁ……由姫は天使だ」」
ふふっ、また変なこと言ってる。
そのくらい疲れているみたいだから、今日はふたりをいたわってあげよう。
椅子を私の隣に持ってきて、両方から抱きついてきたふたりの頭を撫で続ける。
「離れやがれ……!!」
拓ちゃん、今日は怒らないであげて……!

