総長さま、溺愛中につき。②〜クールな総長の甘い告白〜




雰囲気が最悪って……。


ふたりがこんなにげっそりしているってことは、相当だったんだろう。

fatalも、大変なんだなぁ……。

少し他人事のように、そんなことを思った。

きっと私の中で、もう自分は“fatalの部外者”と認識していたんだと思う。

そのことに対してもう悲しさはなくて、自分が前を向けていることになんだかほっとした。



「お疲れ様ふたりとも」



机にうつ伏せている弥生くんと華生くんの頭を、よしよしと撫でた。

すると、ふたりは嬉しそうに頰を緩めている。



「「はぁ……由姫は天使だ」」

ふふっ、また変なこと言ってる。

そのくらい疲れているみたいだから、今日はふたりをいたわってあげよう。

椅子を私の隣に持ってきて、両方から抱きついてきたふたりの頭を撫で続ける。



「離れやがれ……!!」



拓ちゃん、今日は怒らないであげて……!