『ふふっ。こんにちは、なっちゃん』

『もう!毎日来てって言ったのに~!』



『寂しかった!』と言って、私から離れようとしないなっちゃん。

年上なのに、なっちゃんは本当の弟みたいにかわいかった。



『サラ、こっちおいで。お菓子食べよ』



ソファに座っている秋ちゃんが、そう言って手招いてくれる。



『わーい!』



お菓子という言葉に反応し、私はなっちゃんの手を繋いだままソファに移動した。

お菓子をひとつ口に入れた時、春ちゃんが近づいてきて私の隣に座った。



『サラ、久しぶり』



私の頭に優しく手をおいて、『元気にしてた?』と気遣ってくれる春ちゃん。