「は、はい……」
それにしても、すぐに笑顔で嘘を言える南くん、ちょっと恐ろしいっ……。
天使のような笑顔の裏には、何か潜んでいるのかもしれない。
「待たせてすまなかったな」
お詫びを言われ、慌てて首を横に振る。
私が突然押しかけただけだから、むしろ謝るのはこっちだ。
「そこへ座ってくれ。飲み物を入れよう。ココアかコーヒーか、紅茶か、どれがいい?」
舜先輩がくれた三択。お言葉に甘えてココアを選んで、テーブルの前に座る。
その時、再び生徒会室の扉が開いた。
「由姫、待たせてすまない」
あっ、滝先輩も戻ってきた。
「滝はココアでいいか?」
「ああ、頼む」
昨日から思っていたけど、滝先輩は甘党なのかな……?

